リノベーションの醍醐味!躯体現しとは?
リノベーションでよく登場する「躯体現し(くたいあらわ-し)」
この言葉を耳にしたことがある方も多くいらっしゃるのでは!?
躯体とは建物を支える骨格のことで、「躯」も「からだ」の意味をもっています。
この骨格を覆い隠さずに現す設計デザインが「躯体現し」なのです◎
今回は躯体現しのアレコレについて解説していきます!
躯体現しの素材って?
住まいの構造は、大きく木造、鉄筋コンクリート造、鉄骨造の3種類に分かれます。
これら構造体がもつ雰囲気をそのままインテリアに取り込めるのが、躯体現し人気の秘訣!
木の温もりやコンクリートの無骨さ、鉄のシャープなデザイン性を、空間に印象づけられますよ。
躯体現しにはバリエーションがあるの?
マンションの躯体現しとは、コンクリートの天井や梁、壁が見える状態のこと。
けれども戸建ての躯体現しでは、見え方にバリエーションがあります◎
木造の躯体現しであれば、2階の床の裏側やそれを支える梁が現れる。
なので、例えば、天井板の位置をずらすことで半分だけ梁を見せるなんてこともできるんです!
本来は天井板で隠れている配管や電気の配線も見えてくるので、それもインテリアの一部に。
また単純に、天井を解体すると天井高が高くなるので開放感がアップ!
構造体へ直にブランコや照明を吊るすのも楽しいですね♫
費用は高い?安い?
天井をつくらずクロスも貼らないので、コストカットになりそうに感じますよね?
実は、そうとも言い切れなかったりします。
大工工事の費用は安くおさまる一方で、塗装費用が上乗せになったり。
本来は天井板で隠れる電気配線なども美しく仕上げていくので、電気工事のコストが上がったり。
躯体現しにしてもしなくても、全体の費用はあまり変わらないことがほとんどです。
躯体現しができない物件もある?
例えば、躯体に直接クロスが貼られている場合。
どんなに丁寧にはがしても、きれいな躯体をに仕上げることは叶いません。
残クロスを削ったり、躯体現し風に仕上げたりもできますが、どうしても高コストに。
またマンションの最上階では、屋上からの熱を防ぐために天井を必ず断熱しています。
この場合は吹き付けた断熱材も含めた躯体現しまでが、ギリギリの施工になってしまいます。
リノベーションの醍醐味!躯体現しにはデメリットも
躯体現しでは元々の天井を解体するので、マンションでは、上の階の生活音が響きやすくなります。
くわえて、天井に埋め込み設置するタイプの照明は取り付けられません。
それでも、デザイン設計のプロと建築施工のプロがチームメンバーの仙台Rゲート。
リビングは躯体現しにする!
静かに過ごしたい寝室は天井を設ける!
などなど、家の中にメリハリをもたせたオススメの対策をご提案できます◎
皆さまのわがままをお聞きできるのを、仙台Rゲートは心待ちにしています!